大学受験において医学部受験はかなりの難関です。
浪人するのが当たり前の世界ですが、辛かった事もありました。
この記事では医学部受験で浪人した経験談について紹介していきます。
医学部で浪人するのは当たり前?
医学部受験の難易度はかなりの高さで、さらには医学部への入学希望者が増加傾向にあるため、入学倍率も必然的に高まっている現状です。
現役合格を目指し、受験対策を練ったとしてもなかなか思うようにいかないので、もはや医学部受験生が浪人するのは当たり前とも言われています。
また、国公立大学と私立大学を比較すると、国公立大学の方が現役での合格率は高い傾向があります。
センター試験の影響が国公立大学受験にあり、国公立を目指す高校生が多いことが関連しているとと推測されます。
現役合格率の割合は、私立大学は約30%以下、国公立大学では約50%以下というデータが出ています。
この事から私立大学医学部を現役合格するにはかなりの難関を突破しなければならないことがわかり、浪人は当たり前と言っても良いほどになるのです。
浪人で辛かった経験談
医学部受験の浪人生活で辛かった実際の経験談をご紹介します。
モチベーション維持が難しい
現役合格を目指して一生懸命勉強した結果、浪人生活を過ごすことになると、やはりモチベーションの維持が難しく感じてしまいます。
成績が必ずアップする保証もない、また1年後の本番に備えて勉強する日々は期間が長過ぎてしまう、周りの人と比較してしまう、誘惑に負けてしまいそうになる・・など理由は様々です。
どうしても悲観的になってしまう時期があるのは、感情を持つ人間ですので仕方がないですが、そこを踏ん張って目標を達成するためにモチベーション維持に努める必要があります。
その対策としては、
・常に合格した後の自分自身の生活に関することをイメージする
・目標とする大学での生活をイメージ
・勉強の時間、休む時間、遊ぶ時間など、リフレッシュを含めたメリハリのある生活を送る
という方法を試したところ私はモチベーションを保つ事が出来ました。
受験本番までの限られた時間は、良いモチベーションを維持しながら学力アップのために精進し、自信を持った状態で受験を迎えたいですよね。
「なりたい自分像」をしっかりとイメージし、ブレないメンタルを意識し続けることで乗り越えるきっかけにしたいですね。
成績がなかなか上がらない
目に見えた成績アップというのはやはりそんなに簡単ではないため、成績がなかなか上がらないのは辛いですよね。
成績アップにつながらない理由はいくつか挙げられます。
その理由、そして対策について以下ご覧ください。
理由
- 自分自身の弱点がわかっていない
- 苦手な科目の勉強法、効率が悪すぎて基礎が身につかない
- 得意な科目ばかり勉強してしまう
対策
- 模試の問題をたくさん解き、自分自身の学力を分析するなど勉強法を見直す
- 基礎の基礎からしっかりと固める
- 誰かに教える(友人や家族など他人に教えることで頭の中で整理することができる
効率の良い勉強法のもと、着実に学力を向上させて行くことが必要とされることがわかります。
自分自身に合った勉強法を見つけれるために、医学部受験経験者や、医学部受験に精通されている方のような第三者に相談し、的確なアドバイスを求めることも大切です。
同級生と話すことに引け目を感じる
浪人生活を過ごすことで、高校時代の同級生と話す機会があるとどうしても引け目を感じてしまうこともありました。
自分は浪人生活、一方の同級生は楽しい大学生活を送っている。
それが羨ましく見えてしまったり、いっそのこと自分自身も同級生と同じ大学に進路を変更しようかと・・そんなことも頭をよぎった事もあります。
メンタル的に充実していなかったり、モチベーション維持がうまくいっていなかったりすると、どうしても物事をネガティブに捉えがちで自信を失ってしまうこともあるので、
強い意志や覚悟を持って周りの目を気にせず、目標に向かって邁進する姿勢がとても重要になります。
成人式に行けなくなる
成人式に行けなくなるケースは、1浪だけではなく2浪以上してしまった場合です。
成人式が開催される頃は、共通一次試験を控えていることが多いため、成人式に出席することが難しくなってしまうとのことです。
浪人生活の中、さらには2浪していて、受験を控えている立場にいると、成人式どころではなくなってしまうのです。
その日の数時間だけ!と、しっかりとメリハリを付けれるタイプの方ならリフレッシュも兼ねて成人式に出席することでエネルギーを得ることができるかもしれないので良い機会になるかもしれないですね。
3浪が脳裏にチラつく
こちらも2浪以上の浪人生に関してですが、どうしても「3浪してしまうのではないか」という不安が脳裏にチラつきます。
2度の不合格経験の結果、ポジティブに物事を捉えることができなくなる可能性もあるので、
楽観視して3度目の受験に向かうことができるほどのメンタルがあれば・・と周りは感じますが、当事者からすると後がない状況なだけに、悲観的になってしまうこともあります。
ネガティブになってしまいがちな時は、心身ともにリフレッシュして、再度自分自身の目標を再確認して気持ち新たに向かうことをおすすめします。