医学部に入りたい、でも頭が良くないし…と、医学部を目指して良いのかどうか、決断に悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、医学部と言えば一般的に理系からの進路というイメージがあり、理系科目での得点が入試に大きく影響するため、理系がやはり有利なのでは?と感じている方も多いのではないでしょうか。
医学部は難易度が高い学部で、国公立大学も私立大学も合格するためには高いハードルを越えなければいけません。
この記事では、医学部は頭が良くないと入れない?理系の学生が有利かも紹介!についてご紹介します。
※結論頭が良くないと入れないは嘘
・旭川医大偏差値65
・札幌医科大偏差値67
・川崎医大
・努力すれば入れる
医学部は頭が良くないと入れない?
医学部は頭が良くないと入れないかどうかご紹介します。
医学部に入りたいけど頭が良くないから…と諦めてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
国公立大学の医学部は難易度がかなり上がるのは現実ですが、医学部を有する大学は全国に82あります。※2022年6月時点
あくまでもおおよその目安ですが
「医学部に入学したい」という強い意志があれば、高校2年生の終わり時点での偏差値が、「50以上」あれば、難関学部である医学部への入学を諦めるのは勿体無いと言えるでしょう。
もちろん容易な道のりではありません。
医学部に入学するには、国公立大学、私立大学含め、「65前後から75程度」の偏差値が必要とされます。
国公立大学の医学部と比較して、私立大学は、6年間にかかる費用はおおよそ3,000万円から4,000万円の費用がかかりますが、偏差値が低めの私立大学の医学部の入学を選択肢の一つに入れることも一つの手段です。
全国で82ある医学部のある大学の中の一つに合格すれば良いという考え方で、
「今まで」よりも、「これから」を見据えることが何よりも大切です。
ご自身のやる気次第で基礎学力向上の可能性は大いにあります。
ここまで、偏差値を判断材料の一つにすることを述べましたが、これだけを判断材料にすると危険であることがあります。
志望校の狭めるという選択は簡単ですが、逆に言えば、自身の可能性を自らで狭めているとも言えます。
実は、医学部の入学試験問題の出題傾向、形式は、大学によって特徴があり、全てが同一ではないため、向き不向きも関わってきます。
「あの大学は偏差値が高いから無理だ」と最初から敬遠していた場合でも、高得点を獲得して合格することもあり得るということです。
逆に、「偏差値が低い大学だから安心」と思っていたのに失敗してしまった…ということも。
偏差値で大学を選ぶことも一つの基準ですが、各大学の出題傾向、形式をしっかりと調べて対策することで違った道も拓ける可能性があることを頭に入れておきましょう。
受験期に慌てることのないように余裕を持って情報収集に力を入れてくださいね。
他の選択肢としては以下です。
■総合型入試(AO入試)を利用
2022年度では、総合型入試を以下の国公立大学医学部、私立大学医学部が実施しました。
・国公立大学:北海道大学、東北大学、筑波大学
・私立大学:金沢医科大学、東海大学
「総合型入試」というのは、それぞれの大学が求める学生像をもとに「各大学独自の特色のある入試」が行われます。
出願資格、受験科目、試験内容が各大学によって異なります。
これらを利用することも一つの選択肢として気に留めておくことも良いでしょう。
■浪人を経て入学
現役での合格が不可能だった場合、医学部専門予備校に通うという道もあります。
基礎学力アップのための環境が整っているだけではなく、同じ目標に向かって頑張っている仲間がいることが励みになったり、切磋琢磨して勉学に励むことができるでしょう。
モチベーションの維持のためや、自己管理が苦手な方にとっても良い選択肢の一つではないでしょうか。
■他大学へ入学し社会人を経て入学
他大学を卒業し、社会人になってから医学部を再受験するという選択肢もあります。
社会人入学の試験は面接、小論文だけの大学もあります。
医師としての夢を諦められない場合など良い選択肢の一つではないでしょうか。
「医学部に入りたい」「医師になりたい」「こんな医師になりたい」とブレない目標を持ち、また「どんな医師になりたいか」と自問自答するなどし、モチベーションの維持に務めて学力向上に努めていただきたいです。
医学部は理系の学生が有利か
・有利といえば有利
・大学による
医学部は理系の学生が有利かどうかご紹介します。
医学部は理系の中でも難易度の高い学部です。
高校時代に理系を選択していた方が医学部受験に有利なのでしょうか。
結論から言うと、文系の学生が有利な道もあります。
医学部の入学試験は定期的に変更し、数学、理科、英語が必須科目だったものが、現在では英語や小論文の配点を高く設定している大学もあります。
文系出身者には英語が得意な方が多いですよね。
つまり、英語などの文系科目の配点が多い大学の医学部を受験することによって文系の学生が有利になるということです。
受験に合格するために、自分自身の得意科目の配点が高い大学を選ぶことで合格する確率を高めることができるのです。
得意科目に集中して、現役合格を目指してみることもできます。
あえて試験科目に含まれる理系科目が少ない医学部を選ぶのも文系出身の方にとってメリットのある戦略だと言えます。
数学IIIが出題範囲に含まれていない医学部もあるので、自分の学力や得意科目に応じて適した大学を見つけてみてください。
■ 英語の配点が高い
順天堂大学、東邦大学、国際医療福祉大学
例)東邦大学:英語150点、数学100点、理科150点
■ 理科を一科目での受験が可能
東海大学、帝京大学
例)東海大学:物理、化学、生物の中から1科目を選択
■ 数学が選択制
昭和大学、帝京大学
例)昭和大学:数学、国語の中から1科目選択
ただし、同様に狙いを定めて受験する学生が増えることから倍率が高くなる傾向にあります。
倍率が高くなり、競争は激しくなりますので、得意科目はどんどん伸ばし、志望校を徹底的にリサーチし、出題傾向など情報収集に力を入れることも大切にしてくださいね。
まとめ
※結論頭が良くないと入れないは嘘
・旭川医大偏差値65
・札幌医科大偏差値67
・川崎医大
・努力すれば入れる